やまぶん薬局《インフルエンザ予防接種》
年賀状の発売も始まり、いよいよ冬が近づいてきましたね。
この季節になると、大抵の薬局では、インフルエンザ流行に備えて、従業員の予防接種を行います。
やまぶん薬局でも、インフルエンザ予防接種してまいりました(ちなみに私は注射をする時、針から顔を背けず、しっかり確認する派です)。
インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありませんが、ある程度の発病を抑え、また、たとえかかっても症状が重くなることを防ぎます。
ワクチンの最も大きな効果は、この重症化を予防する効果です。
みなさま、予防接種はお済みでしょうか?
インフルエンザワクチンは、接種したあと、免疫力がつき予防効果が現れるまでに約2週間かかります。そしてその後、約5か月間効果が続くとされています。
インフルエンザの流行は、毎年12月頃から始まり、1月から3月にピークを迎えます。
ですので、インフルエンザの予防接種は、10月から11月に受けることが理想的。
遅くとも年内には受けることをお勧めします。
しかし今年は、インフルエンザワクチンのウイルス株を選び直した影響で、製造量が過去5年間で最も少なく、製造にも遅れが生じているそうです。
もし、インフルエンザ予防接種の予約が早めに取れなかった方!
外出後の石鹸と流水での手洗いは、感染予防に有効とされています。 小学校などでも、手洗い歌の指導を行なっている所もあります。一度手洗い歌で検索してみてください。
なかなかよく出来ている歌ですよ。
そして帰宅後は、鼻歌を歌いながら、石鹸でしっかり手を洗いましょうね。
また、免疫の維持は、最重要な予防対策です。 年末にかけて、忘年会などでも忙しい日々とは思いますが、その最後の一杯を控え!十分な休養とバランスのとれた栄養を心がけましょう。
最後に余談ですが、今年のインフルエンザワクチンの製造株のご紹介。
以下の4種類の株が入っています。
A型株
●A/シンガポール/GP1908/2015 (IVR-180) (H1N1)pdm09
●A/香港/4801/2014 (X-263) (H3N2)
B型株
●B/プーケット/3073/2013 (山形系統)
●B/テキサス/2/2013 (ビクトリア系統)
毎年、夏頃までに今年流行する型を予想して、製造が始まります。
インフルエンザの型の解説については、またの次の機会に。